小松市立学校PTA連合会 講演会

令和6725日、小松市民センターにて研修委員会と輝く心の学び委員会合同企画の講演会が開催されました

「今どきの性教育」~大人が知っておきたいこと~と題して、菜の花助産院の助産師で公認心理士でもある植田幸代さんにご講演頂きました。

広報委員会から参加した2名の感想を交えて講演内容を一部ご紹介させていただきます

■ネット社会により性情報が氾濫している現状や、今どきの子どもたちの性への関心度など今の子どもたちを取り巻く性に関する環境を教えて頂きました。
そして、日本における性教育が諸外国に比べると随分遅れている現状やその課題など、これまでの性教育とこれからの性教育について語られ、家庭における性教育の必要性を多くの方が感じたのではないでしょうか。

私自身、これまで性教育と聞くと家庭では触れにくい題材であったり、つい避けてしまうという事がありました。しかし、今回、生まれた時から始める本来の性教育が、自分自身の大切さや命の大切さ、人を傷つけない心を育むための教育であり、家庭における性教育こそがとても重要であるという事を認識できた大変貴重な講演となりました。 

■小学校5年生の男の子をもつ昭和40年代生まれの私が思うところの性教育とは「どうしたら赤ちゃんができるのか」翻って「どうすれば赤ちゃんを作らなくて済むのか子どもたちに教えること」だと思っていたのですが、最近では包括的性教育として、性行為はもちろんのこと、性を権利として捉え、トランスジェンダー、最近良く耳にするLGBTQを念頭に、差別や偏見にとらわれず、自分の体や心はあくまで自分だけのものであり、自分の宝物という認識のもと、命の大切さや性的な同意、性犯罪に関する法律の変更など多岐にわたり、90分という限られた時間では語り尽くせないほどの内容の濃い講演会でした。

また、植田氏ご自身が実際に小中学校に赴き、児童や生徒に対して行った講演会での出来事や感想など、普段私達が見聞きすることのできない事象を面白おかしく且つ分かりやすく紹介してくださり、少なくとも私の中にあった「性教育は恥ずかしいもの」といった概念覆してくれる良いキッカケとなりました。
ダイバーシティという言葉が使われて久しい昨今ですが、現代における多様な家族のあり方、性の多様性など、たとえ自分と異なる体や考え方を持っている人に対しても、寛容に受け入れられる「ジブン」でありたいと感じました。

当日は参加者約100名(女性7割・男性3割)と多くの方に参加いただき誠にありがとうございした
今後も様々な視点での講演会や企画を実施していきますので今回参加できなかった方々は是非よろしくお願いいたします

  

1124日(日)開催 小・中学生による人文字ギネスチャレンジ
参加はこちら
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小松市くらし安心ネットワーク協議会に参加しました

令和6718日 小松市庁舎にて『小松市くらし安心ネットワーク協議会』に参加しました。

この協議会は、こども家庭センターが事務局となり、児童相談所、児童家庭センター、警察署生活安全課、私立幼稚園協会、小松市教育・保育協議会、民生委員児童委員協議会、小中学校校長、PTA連合会、人権擁護委員協議会、公立小松大学保健医療学部、社会福祉協議会、医師会から委員が進出され組織されています。

まず小松市内の児童虐待相談、DV相談について現状・取り組み等について事務局より報告がありました

児童虐待認知件数は令和5年度に全体で239名、これは小松市内18歳未満の全体児童の約1.5%です。小学生99名・中学生30名と認知数の約半数です
これらは主に行政への相談が約半数を占めていますが、学校・家族・近隣・知人を起点として相談もあるそうです。
PTA連合会として、現状をしっかり把握した上で少しでも今の認知数低下につながる活動をおこなっていければと考えさせられました。

報告後に各所属の取組について情報共有を行いました
我々、PTA連合会としては現状、保護者様向けに家庭教育に関する講演会などを行う機会があることを報告させていただきました。
各所属の取組の中で学校に関しては幼稚園から中学校まで日々の子ども達の様子を見て・感じて、情報共有することをとても大切にされていると感じました

子ども達のなにげない行動、言動を見逃さない姿勢を感じられ我々保護者が子どもに対して小さな変化に気づく大切さを改めて感じました

 

最後に人権啓発講演会が727日(土)に小松市民センターにて開催されます
演題:僕、ヤングケアラーでした
講師:徳井 健太 氏(漫才コンビ(平成ノブシコブシ))
事前申し込み不要ですのでご興味ある方は是非、当日のご参加お願いいたします


 

いじめ防止対策連絡協議会に参加しました

令和6年7月11日 小松市庁舎にて『いじめ防止対策連絡協議会』に参加しました。
この協議会は、学校教育課長をはじめ、児童相談所、法務局、警察署生活安全課、小中学校校長、PTA連合会、いじめ対応アドバイザーから委員が進出され組織されています。

まず小松市内のいじめの状況・取り組み等について
『チーム学校ですべての児童生徒の成長を促す生徒指導』として重点項目についてお話いただきました。
昨年度のいじめ認知件数は

小学校67件、中学校69件
被害児童は特に中学1.2年生に多く
内容は『ひやかし、からかい、悪口』が50%近くを占めています。
これらは主にアンケートや個人面談で発覚しており、学校としては問題の早期発見に努めることを課題としているようです。
情報共有の場では、いじめの未然防止に向けた各関係機関の取り組みについて様々な意見交換がされました。

PTA連合会としては、子どもたちや保護者に一番近い立場にある事から、実際に周りで起きている事案を報告し、学校の先生方の対応について等をお話させていただきました。
未然防止も大切ではありますが、起きた後の適切な対応も大切であり
いかに双方の聞き取りが大事であるか
物事を多角的に見る必要があるか
いじめの背景をきめ細かく見て判断する必要があるか
また、保護者との信頼関係も大事である等
様々な意見交換ができました。

現在のいじめは複雑化、多様化しており、先生だけ、親だけでは対応しきれない部分も多く組織的に連携を取ることが大事です。
PTA連合会も、その一組織として子どもたちの為に、学校現場の生の声を吸い上げていけたらなと思います。